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朝鮮半島と日本

従軍慰安婦問題の、ほとんどの人が知らない意外な真実

2012年08月20日

歴史に対して、厳正な民族といい加減な民族がいる。いい加減な民族の代表が朝鮮民族だ。
古代朝鮮半島の歴史を描いた『三国史記』を真面目に読んでいたら、「何だ、これは?」と思うに違いない。何かというと頻繁に地震が起きるのだ。これは政変の暗喩と考えることができる。歴史に取り組む姿勢がいい加減だから、そういう表現となる。

最近では、金日成や金正日の伝説が有名だ。金日成は抗日遊撃隊を率いて1945年8月に日本を打ち破り、凱旋将軍として帰国した、と言う。日本にとどめを刺したのは、原爆ではなく、金日成だったらしい(笑)。
また、金正日は少年のころに国営交響楽団の演奏を聴いて、ひとりの奏者のわずかなミスを指摘し、楽団員全員が金正日の感性の素晴らしさに感動の涙を流したと言う(笑々)。

これだけ荒唐無稽な話を語る神経を持つ民族は、世界にも珍しいだろう。朝鮮民族は虚偽を語り、その虚偽に自分自身が乗せられていく習癖があるようだ。厄介な民族である。


「従軍慰安婦」も、そうした朝鮮民族の習癖が生んだ妄想である。
と、言いたいところだが、少し違う。ひとりの日本人の書いた本が、歴史を歪める国民性に火をつけたのである。

「従軍慰安婦」や「強制連行」の話が出始めたのは、なんと戦後40年近くを経たころである。話題を出したのは、吉田清治なる人物だった。1983年に『私の戦争犯罪 朝鮮人強制連行』を出版し、1990年代になって、その話が増幅した。

「これほどの問題が戦後すぐならともかく、1980年代になって初めて話題に上ること自体がおかしい」と考えた政治学者の秦郁彦氏が現地調査を行った結果、吉田清治の話はつくりものであるという結論に達した。実際、吉田清治は1996年5月の『週刊新潮』GW特集号のインタビューで、「本に真実を書いても何の利益もない。事実を隠し自分の主張を混ぜて書くなんていうのは、新聞だってやるじゃないか」と出任せを書いたことを認めている。なぜ虚偽を書いたのかについては、印税や「自分の悪行」を白状することで講演に呼んでもらい、講演料を得ることが目的だったと思われる。

※『週刊新潮』1996年5月のGW特集号は、国会図書館の電子データ化した雑誌や大宅壮一文庫で読むことができる。

しかし、吉田清治の記述を真に受けた韓国人、「認めるのが良心的」と考える誠実な日本人、これを「いい機会」とみなす韓国や中国の政府関係者…。そうした人々の連鎖反応により、「従軍慰安婦」や「強制連行」は一人歩きを始めてしまった。

日本軍にその種の業務を行う女性が伴われていたかと言えば、「いた」と答えざるをえない。世界史を見ても、軍隊の駐留地に売春街は自然発生するものであるし、軍隊の多くは慰安所を持っている。
争点は「日本軍が朝鮮人の女性を強制連行したかどうか」である。しかし、その事実はない。

当時、朝鮮は国全体が極貧の状態にあった。日本も貧しかったが、朝鮮半島はそれ以上だった。朝鮮の貧困は日本のせいではない。単に朝鮮にたいした産業がなかったためだ。
一方、その種の女性が受け取る報酬はとても大きかった。そのため、生活に困った女性が自ら進んで身売りをしたり、もしくは親が娘を売ったりしたのである。
これを「従軍慰安婦」とは、当時は呼ばなかった。単なる売春婦である。

1965年6月22日、日韓基本条約を締結するにあたって、日本と韓国はお互いに自国に有利な材料を持ちよって、激しい議論を繰り広げた。にもかかわらず、朝鮮側からは強制連行の話は一言も出なかった。また、「本人証言」はあっても、その何倍もあるはずの目撃者の証言は皆無である。
「従軍慰安婦」や「強制連行」があったと主張する人は、なぜ日韓基本条約締結の激しい議論の中で「従軍慰安婦」や「強制連行」の話がひとつも出なかったのか、なぜ目撃証言が皆無なのか、答えなければならない。

歴史研究は厳正さを要するものだ。しかも、最もデリケートな扱いを要する問題であるにもかかわらず、不勉強な政治家や官僚が牽引して、文科省検定の教科書に「従軍慰安婦」の記述を載せてしまった。
ありもしない「従軍慰安婦」を認めることは日本の国益を損なうだけでなく、日韓の関係悪化を促進すると、なぜ気がつかないのか?
日本の政治家や官僚には、きちんと勉強するところから始めてほしい、と思う。


第二次世界大戦の時代にその種の仕事をした女性たちに聞き取りを行えば、いろいろな話は出るだろう。豊かになった現代から見れば、つらいことはいっぱいあったに違いない。
しかし、彼女たちの多くは単なる売春婦であったことは、すでに証明されている。怨みつらみを語っているのかもしれないし、社会的に阻害されている状況下、特定の人物や団体から「従軍慰安婦だったと言うように」と要請を受け、断れないのかもしれない。しかし、それは人類史とともに古くからあった商売に過ぎないのである。

日本政府には韓国政府に「従軍慰安婦」や「強制連行」の話が虚構であることを説明し、韓国の教科書の記述を正すよう、要求してもらいたい。内政干渉のようだが、「従軍慰安婦」や「強制連行」の件は、もともと日本人がつくり出した話であるという点で日本側にも責任はあり、誤りは正さなければならない。未来にわたって続く日韓の関係改善のためにも。


<後記>2014.9月
朝日新聞をターゲットにした安倍内閣の「従軍慰安婦は虚偽」アピール、実に効果的だ。
このあとの国連を相手にした広報戦略なども、練ってあるだろう。期待している。
「従軍慰安婦」については、私は20年以上前から「論理的におかしい」と言い続けてきた。
もし、強制連行があったなら、「助けて〜!」という恐怖の叫びを聞いた人は、慰安婦の数倍の数がいるはずなのに、目撃証言はまったくのゼロである。
「だまして連れていった」ということも考えられるが、韓国語をしゃべれない、もしくは怪しい韓国語を操る日本人に韓国人女性がついていくだろうか?
また、英語ではセックススレイブ(性奴隷)と言うが、これもおかしい。なぜなら、売春婦たちは軍属として身分を保障され、俸給は高級士官並みだったからだ。大金をもらう奴隷はいないだろう。

それはもちろん、貧しさのために親に売られたなど、つらいことはあっただろう。しかし、強制連行やセックス スレイブはウソでである。

<後記>2016.1月
2015年12月末、岸田外相と尹炳世外相がソウルで会談し、慰安婦問題を「最終的かつ不可逆的に解決する」ことで妥結した。
安倍首相は上に私が書いたようなことはご存知のはずだが、今後のアジアの繁栄のためにも、中国を牽制する意味でも、お互いに不満はあってもどこかで妥結させ、未来の建設に向かうべきだと政治判断をしたのだろう。
ただし、本来は1965年の日韓請求権協定で、問題は解決済みであったはずである。さらに1995年にはアジア女性基金も設置した。解決済みの問題を蒸し返す韓国に、日本は何度も譲歩してきたのだ。
あとは、韓国が合意を守れるかどうかが、問われるだろう。

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著者 著者

【著者】
広沢 大之助

出版業界でおもに社会科の本の編集にかかわってきました。全国の中学校の授業で使う公民・地理・歴史の資料集や参考書、その他多くの書籍をつくっています。
「国民のための社会科」では、眼光紙背の精神で、政治経済・社会問題・産業などについて、くわしく、わかりやすく解説していきたいと思っています。
プロフィール

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